毎日の登園やお散歩の中で、自然に行っている「手をつないで歩く」という行動。交通安全のために大切なこととして、多くの場面で意識されています。小さなこどもは、興味のあるものを見つけると突然走り出したり、周囲への注意が十分でなかったりします。そのため、手をつないで歩くことは、飛び出しを防ぎ、事故からこどもを守る大切な方法のひとつです。
一方で、「手をつなぐことが、こどもにとって拘束になっていないだろうか」という視点も大切にしたいところです。大人の都合だけで強く引っ張ったり、「離れないで!」という気持ちばかりが先に立ったりすると、こどもは“守られている”よりも、“動きを制限されている”と感じることがあります。だからこそ大切なのは、「つかむ」のではなく、「つながる」という感覚です。「車が来るから一緒に歩こうね」「ここは危ないから手をつなごうか」そんな言葉を添えながら、こども自身が納得して手をつなげるように関わることで、安心感や信頼関係にもつながっていきます。
手をつなぐことは、ただ事故を防ぐためだけのものではありません。「あなたを大切に思っているよ」「一緒に安全を考えていこうね」そんなメッセージを伝える時間でもあります。こどもと“つながって歩く”時間を積み重ねていきたいですね。
