施設種別による保育の違い Vol.2

文部科学省の幼稚園課が2010年7月に「幼稚園卒の子どものほうが、保育園卒の子どもよりも、学力テストの成績が高い」という調査結果を公表しました。この発表はのちに検証され、事実と異なる結果であるという結論に達しているようです。

一方で、日本やフランスの研究では、保育園へ早めに入園した子どもほど言語能力が高い傾向にあるとされています。これは、乳幼児期に多様な会話や社会的な刺激(保育士や友だちとの関わり)を受ける機会が増えるため、語彙力やコミュニケーション能力が向上しやすいからだとされています。

エビデンスは物事の方向性を知るには便利なものだと思いますが、信じられていた結果が覆るということもあります。しかし、私たちの実感としては豊かな遊びの経験が子どもの成長発達を促すということは強く感じるところです。繰り返しになりますが、施設種別による保育の質に違いはなく、園毎にさまざまな特色があります。現代においては認定こども園だから、幼稚園だから、認可保育所だから何かが優れていて劣っているということはありません。お子さんにとって一番合う園を選ぶことができると良いですね。