保育実習体験談

たんぽぽ第二保育園

令和4年7月

浜松学院大学短期大学部幼児教育科2年生

 

この度は、12日間の保育実習をさせていただき、ありがとうございました。始めの5日間は5〜0歳児クラスに順番に入らせていただき、残りの7日間は3歳児クラスに入り、実習をさせていただきました。保育実習は初めてで、私自身も幼稚園出身だったため、保育園に通う子どもたちはどのように一日を過ごしているのか、学校の授業でしか様子を聞いたことがなく、最初の方は流れを知ることで精一杯でした。また、保育の仕方が幼稚園と違い、一斉保育ではなく子どもたち一人ひとりの発達や能力に応じて援助の仕方を少しずつ変えて伸び伸びと過ごしていけるよう保育されている様子を見て、私が求めていて保育方法に近く、観察していてハッとすることばかりでした。また、子どもたち一人ひとりに応じた援助をするため、子どもと関わっていくなかで、この子にはどう接したらいいんだろう、と悩んでしまうことが多々ありましたが、担当してくださったクラスの先生が質問に何でも応じてくれて、少しずつ接し方を変え、子どもたちとの関係を築くことができたと思います。貴園の先生方が緊張をほぐしてくれるような声掛けを沢山して下さったおかげで、安心して実習を行うことができました。

最終日には責任実習で、パン探しゲームをさせていただき、子どもたちの予想外の行動に頭が真っ白になりつつも、導入で行った絵本の読み聞かせも含め、楽しんでもらえたように感じました。また、活動を進めていくなかで、子どもたちが聞き取りやすい声の大きさや話すスピード、目線の配り方なども意識しました。大人に対しての話し方と子どもに対しての話し方が全く違い、その切り替えが難しく感じましたが、先生方の普段の子どもたちとの関わり方を見て、自分のものになるよう実践することができたと思います。責任実習の時だけでなく、午睡の前にも絵本の読み聞かせをさせていただいたことが何回かありましたが、先生に本の読み方が上手と褒めてもらい、自分の保育者としての一つの特徴を知ることもできました。

現場で働く先生や実際に園に通っている子どもと関われる機会が実習でしかありませんが、12日間という短い期間で学んだ点や良かった点、悪かった点などを見つけることができました。とてもあっという間でしたが、私にとってとても濃く、有意義な実習になったと思います。丁寧なご指導をして下さった先生方に感謝しかありません。本当にありがとうございました。