こどもが夜なかなか寝てくれないときには

大きくなってくると体力が付き、夜なかなか寝てくれない。そんなお悩みを抱える方も少なくないと思います。疲れさせたら早く寝てくれるのではないか・・・と考えて夕方公園で体をたくさん動かしてみる。これも良いかもしれませんが、やり方によっては逆効果になってしまうこともあります。

子どもの睡眠は1日の体温リズムと一緒に考えると分かりやすくなります。朝目覚めから交感神経が優位になり、血圧や心拍数を上昇させて体温を高めていき、夕方16時くらいが体温のピークとなります。その後は徐々に副交感神経が優位になり、血圧や心拍数を下げ、熱を逃がして体温は下がっていきます。

体の深部体温が下がると眠気が出てきますので、おおよそ20時くらいから眠気が出てきやすくなります。このようなリズムを考えたとき、夕方にあまり激しく運動をしてしまうと体が興奮して、交感神経が優位になってしまいます。すると体温が下がりづらく、かえって寝つきが悪くなってしまうことがあります。スマホやタブレットでの動画視聴も同じく脳を興奮させてしまいます。寝る前は脳や体を興奮させるのではなく、落ち着くような過ごし方をするのが眠るリズムをつくるポイントです。

また、寝る直前にお風呂に入ると、深部体温を上げることになり、眠りへのリズムを後ろにずらすことになります。お風呂は就寝の2時間前くらいには終わらせておくと良いと思います。なんとなく夕食後や就寝前に入るイメージのあるお風呂ですが、帰宅後すぐや夕食前に入っておくと2時間前には済ますことができますね。光の環境も大切で、夕方からは白い光を極力抑えることが大切です。間接照明などを利用して、徐々に薄暗くしていくと良いでしょう。

睡眠は個人差があり、たくさん対策をしても寝つきづらいという子もいます。~せねばならないという考えにとらわれず、長い目で見て、少しでも良いリズムになるように、あるいは今よりも悪くならないように、大人の気持ちが余裕が持てるようにしていくことも大切ですね。