園内研修

今回は講師の方をお招きして、発達時期に適したおもちゃの与え方について学ばせて頂きました。職員も様々な年齢層や経験がありますので、このような共通理解を図れる場はとても貴重です。経験の浅い職員は知る機会を、経験の多い職員にも新たな気づきのある研修となりました。

例えばノックアウトボールなどに代表される「叩く」ことを楽しむおもちゃ。よく食事の場面でスプーンやフォークで机をガンガン叩いてしまうことに困ることがありますね。子どもは頭の上から下へ、身体の中心から外へ向かって発達していきます。このような行動は体の外側に向かって発達していった結果、肘から先までが発達してきたことを示しています。子どもたちはこの発達した部分を試したくて仕方がないのです。机をたたくことは良い行動ではありませんので、修正していくわけですが、「ダメ」というだけではなく「ここなら良いよ」というところを作ってあげる。そのように使うと、子どもの発達により良い環境となっていきます。このようなことを職員全員で学び・共通理解を図りながら子どもたちが楽しく遊ぶことができ、よりよく発達できるように環境を整えています。