ハイテク行事準備

土日の体育館というのは非常に人気で予約が取れないのですがホールとなるともう少し取りやすくなってきます。今回運動会でお借りした会場は普段は500名を収容できる客席と舞台のあるホールとなっています。それを今回は運動会のために客席などを取り払い、体育館として使用できるようにしてもらいました。運動会前日にその作業を行うためその日までは会場を見ることができません。そのため図面だけを頼りに準備と練習を進めてきました。

運動会のような大きな行事ではだいたいこれくらいの広さだからたぶんこんな感じかな・・・というあやふやなものを基準に練習をすることはできません。そこで登場したのが製図をするのに使うCADというソフトです。幸いにも会場の図面は公開されていましたので、そこから寸法を取り、A4サイズに収まる実際の150分の1の大きさで図面を作成しました。その中に運動会で使うコースをレイアウトしていくと、色々なことが見えてくるようになります。

たとえば入場行進は屋外では1列ですが、長さが足りないためコの字にしたり、徒競走の並び方を変えたり、走る距離が足りるか・どれくらいの距離の余分があり安全かどうかを見ます。またリレートラックの大きさはいつも通り取れるのかどうかなど様々な項目にわたり、150分の1の世界でシュミレーションしては職員と子どもたちと一緒に練習を重ねてきました。その甲斐あって初の当初から屋内実施の計画は成功することができたのではないかと思います。いろいろな仕事はしておくものでたまたまCADの技術を持っていてよかったと思いました。