乳幼児は、生涯にわたる人間形成の基盤を培う時期で、やはり”おかあさんのぬくもり”が大切であると考えます。ひとりひとりの子供があたたかい愛情を感じ、のびのびと育っていけるようなアットホームな環境を大事にしています。お子様の成長をご父母の皆様と喜び、私たちも共に成長していけるよう、一人一人を大切にした保育を心掛けています。
また、乳幼児期においては自然とかかわることの意味は大きいと考えています。チョウチョを見つけると目で追う1歳児。歓声をあげて大人に知らせようとする2歳児。友達と一緒に追いかける3歳児。そうっと近寄り捕まえてみようとする4歳児。何を食べてどうやって生きているのかな?と図鑑を広げて自分でその環境をつくり飼育してみる5歳児。このようにかかわっていく中で、自然の中で思いっきり体を動かし丈夫な身体が作られていくと考え、園外の環境にも目を向けた保育を大切にしています。
袋井市ホームページよりご確認いただけます。下記リンクからご確認ください。外部リンクのためリンク先が最新情報とは限りません。正確な情報が必要な方は袋井市ホームページよりご自身で情報を探すか、担当課にお問い合わせください。
また、申し込みされるタイミングで希望される園がいっぱいになっていても、その後に急な転園や退園があるときがあります。申請する際にはいっぱいになっている園も含めて入所したい順位をしっかりとつけて提出されることをおすすめします。
昭和61年4月1日 | 袋井市広岡にて乳児保育園開設 |
平成15年3月23日 | 袋井市愛野に新園舎完成 定員60名へ |
平成16年1月1日 | 保育園が認可される |
平成18年5月17日 | 社会福祉法人花の園会設立認可 |
平成19年6月1日 | 地域子育て支援センターチューリップ開設 |
平成22年4月1日 | 乳児園舎開設 定員90名へ |
平成27年4月1日 | たんぽぽ第二保育園開設 定員70名 |
子どもは国の将来を支える宝です。両親にとってはかけがえのない存在です。この子どもたちが心身共に健やかに成長し、幸せになる権利を保障するために、たんぽぽ保育園では自然に親しみ・自然と遊び・自然に学び・自然を大切にする心を育てることで、生命を大切にする・環境を大切にする・親兄弟を大切にする・地域を大切にする・友達を大切にすることを導き出す保育を進めていきます。
新しい時代の担い手となるために、心身ともに元気で仲良く遊ぶ豊かな子どもたちを育てる
戸外遊びを大切にする園は非常に多いですが、毎日園庭で遊んで時々園外にお散歩に行くというのが一般的です。当園では園外の環境に特に目を向けていて、ほぼ毎日園の外へお散歩に出かけ、様々な四季折々の自然と触れ合っています。園周辺の半径2km圏内が行動範囲で毎日のように歩いて出かけるので1歳児クラスの子でも1年後には2km程度の道のりでも無理なく歩けるようになってきます。
昔はおもちゃはほとんどなく、今のように公園など遊具があったりする整備された遊び場は非常に限られていました。その中で子どもたちは異年齢の集団を形成して大きい子が小さい子に教えながら自然の中で遊んでいました。物が豊かになった今だからこそ大切にしたい遊び方です。
自宅の1部屋を使って保育をはじめてきたことからいまでもおうちらしさを大切にしています。アットホームな雰囲気もさることながら、建材も一戸建てでよく使われるものをあえて選んだり、シャワーブースではなくユニットバスを設置するなど住宅と同じ設備を取り入れ、施設だけれどもおうちと同じような雰囲気が出るように工夫しています。
※写真は旧広岡園舎です
足には3つのアーチがあり、次の一歩を踏み出す力を発揮するバネ作用、足が地面に着地した際に衝撃を和らげるクッション作用、ふらつきを抑えるバランス作用を担っています。理想的な足の形は扇方で、靴下などで日常的に圧迫すると足の形が崩れてしまったり、足指が内側を向きやすくなってしまうことがあります。乳幼児期には運動機能の目覚ましい発達をしていきます。体を支える土台である足の形が崩れないよう、室内ではなるべく裸足で過ごしています。
特に3歳以上に関して、3歳児は保育士1人に対して園児20人まで、4・5歳児は保育士1人に対して園児30人までが国の定めた保育士の配置です。この配置ではすべての場面で一斉の声かけや指導が前提となっているため、保育士がお子さんと1対1の関わりを持つことが難しく、細やかな支援ができません。そのためせっかくの伸びる芽を上手く育ててあげられないことがあります。フリー保育士を配置し、お子さんと1対1の関わりを増やすことで、この伸びる芽を上手に育ててあげられるようになっていきます。園では手厚い保育を行い家庭と連携してお子さんの育ちを支えていきたいと思っていますので、保育士数を国の定めた配置よりも多くしたり、フリー保育士が柔軟に動けるようにするなどの取り組みを行っています。
たんぽぽ保育園
たんぽぽ第二保育園
7:05 |
保育開始 自由遊び |
9:00 | ほぼ全員が登園 |
9:30 | おやつ(3歳未満児) |
10:00 | 主活動開始 |
11:00 | 主活動終了 |
11:30 | 給食 |
12:30 |
お昼寝 |
14:30 | 起床・着替えなど |
15:30 | おやつ |
16:00 | 自由遊び |
19:00 | 保育終了 |
開園時間 |
たんぽぽ保育園 7時05分~19時00分 たんぽぽ第二保育園 7時05分~18時45分 |
保育標準時間 |
通常保育 7時05分~18時05分 延長保育 18時05分~19時00分
18:05~18:20 1人1回50円 18:20~18:35 1人1回100円加算(150円) 18:35~18:45 1人1回250円加算(400円) 18:45~19:00 1人1回250円加算(650円) |
保育短時間 |
通常保育 8時30分~16時30分 延長保育 7時05分~8時30分・16時30分~ 16:31~19:00 1人1回30分毎に100円加算 |
土曜日 | 7時05分~18時05分 |
実際に保育を提供する日及び時間帯は,就労時間その他保育を必要とする時間を勘案し,当園との協議のうえで保護者ごとに個別に決定します。
給食費 | 3歳児以上 月額5,250円/人 |
制服 | 3歳児以上から およそ5,000円 |
道具類 |
およそ3,500円 金額は1歳時入所の概算です。 以降は年齢が上がるたびに必要な道具を買い足していきます。 |
保険 |
日本スポーツ振興センタ 災害給付制度 年額315円/人 |
その他 |
行事に関する費用は都度ご案内いたします |
金額は参考となるよう概算で表記させていただいております。詳細は入園説明時にご確認ください。
年齢 | たんぽぽ保育園 | たんぽぽ第二保育園 |
0歳時 | 6人/9人 | 9人 |
1歳時 | 15人/17人 | 12人 |
2歳時 | 16人/17人 | 12人 |
3歳時 | 17人 | 12人 |
4・5歳時 | 36人 | 25人 |
合 計 | 90人/96人 | 70人 |
夏祭り 8月頃
お父さんお母さんたちで作る父母の会が中心となって保育室がゲームコーナーになったり、食べ物屋さんが出店したりします。
運動会 10月頃
体を動かす爽快感やみんなで一緒に頑張る楽しさや喜びを味わっています。勝って喜ぶ子、負けて悔しさから泣けてしまう子とさまざまですが力を出し切った結果です。
みかん狩り遠足 11月頃
袋井市内のみかん園にお邪魔して秋の収穫を楽しみます。どこにそんなに入るのか、みかんを10個以上食べてさらにお弁当も平らげてしまう子もいます。
発表会 12月頃
大きいホールをお借りして0~5歳時まですべての年齢がスポットライトを浴びて舞台に立って演目を発表します。0歳時は名前を呼ばれて手を挙げて椅子に座るなどからはじまり、5歳児になると大人も顔負けの劇や歌・踊りを見せてくれます。
たんぽぽ保育園の幼児教育(3歳以上児・年少より)は保育所保育指針で示された「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」を踏まえ、小学校との接続を意識して学習指導要領に示された考え方「知育・徳育・体育」を柱として構成されています。頭・心・体の成長が揃ってはじめて初等教育での学びの土台が完成します。幼児期の教育とは遊びを通して学びを支える土台を作ることにあります。
学びの土台は植物で例えると分かりやすいかもしれません。どんな植物でもきれいな花やおいしい実をつけるにはしっかりとした根っこ(学びの土台)と枝葉(学び)が必要です。立派に育った植物は枝葉に見合ったしっかりとした根っこを必ず持っています。根っこがしっかりしているから枝葉を維持・成長させるのに見合うだけの養分を吸収し、さらに成長していくことができるのです。逆を言えば根っこがしっかりしていないうちから枝葉を成長させよう(小学校の先取り)と思うと根っこからそれに見合った養分が吸収できず、植物全体を弱らせる結果(学年が上がると差がなくなる・逆転する)となります。たんぽぽ保育園の幼児教育はたんぽぽの根っこのように地中はるか深くまで根を伸ばし、これからの子どもたちの可能性が広がるようにという想いから小学校の先取りはあえてしません。まずは根っこが整って、その上で学習によって枝葉を成長させ、将来きれいな花をたくさん咲かせたり、おいしい実をたくさんつけて欲しいと思います。
これらのことを大切にしながら3歳児(年少)から5歳児(年長)までの3年間を幼児教育として知・徳・体を柱としてトータルマネージメントしていきます。下記には知・徳・体への取り組みとして代表的なものを掲載しました。これらの活動も大切ですが、最も大切なのは普段の保育の中で育まれるものであることも改めて申し添えます。
幼児期には遊びを通して様々なことに試行錯誤を繰り返し、失敗から成功を生み出したり自らの経験を通して学ぶことが非常に重要です。このような経験は、後々の知的好奇心や、やる気と大きく関わって小学校からの学習活動の土台となります。プログラムの内容は小学校の先取りではなく、座る姿勢や挨拶、えんぴつの持ち方や線の引き方からはじまり、遊びと学びが混ざり合いながら徐々に学びに向けての準備ができるようになっています。このプログラムでは授業形式を取り入れ、次のことを大切にしています。
●自立心
子ども自身が取り組むことを楽しいと感じ、工夫したり試行錯誤しながらあきらめずに進める。
●道徳性・規範意識の芽生え
幼児教育の核となる「遊び」から初等教育の核となる「学習」に移行するにあたって、授業の中で今は何をするときかを考えて行動する習慣が付きます。
●思考力の芽生え
子ども自身が取り組みの中で気づき、考えを巡らせて工夫するように導いていきます。結果にとらわれるのではなく試行錯誤しながら考えることが楽しいと感じることを大切にしています。
●数量や図形、標識や文字等への関心・感覚
数・形・言葉の要素が重なり合って、数量・図形・言葉の理解につながり算数への土台となっていきます。
●言葉による伝え合い
相手の言っていることを聞いて理解し、自分の意見や思いを伝えるために話す力を授業形式の中で育みます。
何か特別な活動のことを指すわけではなく、「してよいこと、しなければならないこと、してはならないこと」について「心に響く指導」をすることにあります。普段の生活の中での体験が重要となりますが、たんぽぽ保育園では特に自然と親む中から豊かな心を育み、異年齢との交流や同じ法人の二園間の交流によって「してよいこと、しなければならないこと、してはならないこと」について理解を深めます。
「走・跳・投・打・捕・蹴・組・リズム・バランス」などの運動の基本能力を高めるプログラムを導入しています。自由遊び中心の子どもたちと体育指導を行った子どもたちの運動能力を比較すると前者の方が運動能力が高くなる傾向があります。それはマット運動など特定の運動に絞り指導するため同じ運動の繰り返しとなり子どもが経験する動きの種類が限られてしまいがちなこと、さらに説明を聞いたり順番を待ったりする時間も長く運動する時間は短くなってしまうことがあるためです。
そこでスポーツ教室では主に基礎能力を高めるサーキット走(スタート・ゴールはなく、ぐるぐるとまわり続ける)と、子どもに大人気の楽しい集団遊びを組み合わせることで幅広い動作を短時間のうちに何度も行うことができ、その応用として楽しい集団遊びがあります。子どもたちがほとんど待つことなく体を動かすことができるため楽しく運動能力を向上させていくことができます。
また毎日の保育の中でも腕や腹筋、足などの力を付けるために鉄棒にぶら下がるハンドパワーや雑巾がけをしながらの四足歩行などを行っています。毎日地道に力を付けてスポーツ教室で力や体の使い方を学んでいくため、どんどんできることが増えていきます。
体育を通して非認知能力(周りを見る力、状況判断力、集団行動、ルール、お友達との関わりや応援などをはじめ、できないくやしさや成功する喜び、頑張り抜く力)が身に付くようになってきます。単に小学校で必要となる鉄棒や器械運動の先取りではなく、運動を通して非認知能力を高め、強い身体と心を作るをことがねらいです。
サーキット走例
集団遊び例(おやつ取りっこゲーム)
子どもの視点から体の動きを重視して作られたさくらさくらんぼリズムを取り入れています。リズム遊びを通じて脳刺激し発達を促します。低年齢の頃は寝返りや高這いから始まり、ウサギやカエルを真似してジャンプしたり、アヒルの真似をして歩いたり、スキップやギャロップなど年齢が上がるにつれて動きがダイナミックになってきます。
5歳児を対象としてお茶の先生にお越しいただき隔月で実施しています。お茶の作法を通して「一期一会」と「おもてなし」の精神を学ぶとともに日本の風土が育んできた美の世界の体験をしています。子どもたちはちょっと苦いお茶と一緒に食べる甘いお菓子を楽しみにしているようです。
毎日の保育の中でも読み聞かせを行っていますが、月1回程度ボランティアの方にお願いをして読み聞かせを行っています。先生ではない外部の方にお願いすることで普段とは違う環境でもしっかりと聞く力を養っています。
園舎には防犯カメラを設置して不審者をけん制しています。また万一に備えて子どもたちを守る防犯グッズを装備しています。保護者などへのお子さんの引渡の際には事前にお迎えに来る方を登録して頂き運転免許証など公的身分証明書の確認を求めることで安全を守っています。防災訓練・不審者対応訓練などを毎月行って職員をはじめ子どもたちにも有事にはどのような行動を取れば良いのか確認しています。園内は転倒防止対策や飛散防止対策などがとられています。
ほぼ毎日園外保育をしていますので、迅速に全体に情報伝達を行えるツールとして業務無線を運用しています。これにより現在地を把握し、不測の事態が発生したときには園と連携して速やかに対応に当たることができるとともに、危険個所や不審人物などがあれば速やかに全クラスが把握できるような体制を整えています。
人間がストレスを感じる要因の一つに生活環境の変化があります。大人でも職場や住居が変われば慣れるまでにはいつもよりも疲れがたまってしまいますが、子どもたちは生まれて初めての経験です。また、預けはじめは多くの子が泣いていて、職員は子どもの不安を取り除くために抱っこなどつきっきりの対応になることが多く、たくさんの子どもに目が行き届かない瞬間が出てきます。このようなことから預けはじめは事故が起きやすい状況といえます。事故を防ぐためにも徐々に環境に慣れていきながら行動を広げていく慣らし保育は重要な役割を担っていますので必ず行えるよう準備を整えて頂きますようお願いします。
0・1歳児の慣らし保育 3週間の場合の進行の目安 | |
1週間目 | 1・2時間程度~給食前 |
2週間目 | 給食・お昼寝・おやつまで |
3週間目 | おやつ・16:30まで |
※年齢が上がったり転園など集団での経験があっても慣らし保育は行いますが進行はお子さんの様子に合わせて調節していきます。
このコーナーでは花の園会の運営する施設での先進事例を紹介しています。先進事例のため特定の園で実践を行っています。長期的な検討の中で十分な効果が確認され、他の施設にも合うものは順次取り入れていきたいと思います。
ただいま準備中です