乳幼児は、生涯にわたる人間形成の基盤を培う時期で、やはり”親のぬくもり”が大切であると考えます。ひとりひとりの子どもがあたたかい愛情を感じ、のびのびと育っていけるようなアットホームな環境を大事にしています。お子様の成長をご父母の皆様と喜び、私たちも共に成長していけるよう、一人一人を大切にした保育を心掛けています。
また、乳幼児期においては自然とかかわることの意味は大きいと考えています。チョウチョを見つけると目で追う1歳児。歓声をあげて大人に知らせようとする2歳児。友達と一緒に追いかける3歳児。そうっと近寄り捕まえてみようとする4歳児。何を食べてどうやって生きているのかな?と図鑑を広げて自分でその環境をつくり飼育してみる5歳児。このようにかかわっていく中で、自然の中で思いっきり体を動かし丈夫な身体が作られていくと考え、園外の環境にも目を向けた保育を大切にしています。
当園は園と保護者が手を携えて、パートナーシップによりお子さんの成長発達を支えています。「教育・保育」をサービス業の延長として接客業的に捉えていたり、消費者意識の強い方は合わない部分が出てくるかと思いますので、事前にご承知おきください。
袋井市ホームページよりご確認いただけます。
入所の意思を持った上で申請をお願いします。とりあえず申請しておくなど入所の意思が不明瞭なものはやめてください。事前にご家族と十分に話し合い、方向性を決めてから申請をして頂くようお願いします。
当法人では施設運営に保護者の皆様のご意見を取り入れるために、実施義務のない独自の利用者調査を自主的に行っています。頂いたご意見は集計や傾向分析、事実確認などをさせて頂いた上で、園の教育保育の方針と照らし合わせて、長期的に検討させて頂いています。
たんぽぽ保育園
大変満足・・・・・・・・・34.6%
満足・・・・・・・・・・・46.2%
どちらかといえば満足・・・15.4%
どちらともいえない・・・・3.8%
どちらかといえば不満・・・0%
不満・・・・・・・・・・・0%
大変不満・・・・・・・・・0%
たんぽぽ第二保育園
大変満足・・・・・・・・・37%
満足・・・・・・・・・・・50%
どちらかといえば満足・・・7%
どちらともいえない・・・・0%
どちらかといえば不満・・・4%
不満・・・・・・・・・・・2%
大変不満・・・・・・・・・0%
詳細は情報公開のページでご覧ください。
昭和61年4月1日 | 袋井市広岡にて乳児保育園開設 |
平成15年3月23日 | 袋井市愛野に新園舎完成 定員60名へ |
平成16年1月1日 | 保育園が認可される |
平成18年5月17日 | 社会福祉法人花の園会設立認可 |
平成19年6月1日 | 地域子育て支援センターチューリップ開設 |
平成22年4月1日 | 乳児園舎開設 定員90名へ |
平成27年4月1日 | たんぽぽ第二保育園開設 定員70名 |
新しい時代の担い手となるために、心身ともに元気で仲良く遊ぶ豊かな子どもたちを育てる
戸外遊びを大切にする園は非常に多いですが、毎日園庭で遊んで時々園外にお散歩に行くというのが一般的です。当園では園外の環境に特に目を向けていて、ほぼ毎日園の外へお散歩に出かけ、四季折々の自然と触れ合っています。園周辺の半径2km圏内が行動範囲で毎日のように歩いて出かけるので1歳児クラスの子でも1年後にはある程度の長い道のりでも無理なく歩けるようになってきます。
昔はおもちゃはほとんどなく、今のように公園など遊具があったりする整備された遊び場は非常に限られていました。そのような環境の中で子どもたちは異年齢の集団を形成して大きい子が小さい子に教えながら自然の中で遊んでいました。子どもたちの中で伝承される遊びはとても質が高く、子ども主体どころではなく子どもだけの社会がありました。物が豊かになった今だからこそ大切にしたい遊び方です。
自宅の1部屋を使って保育をはじめてきたことからいまでもおうちらしさを大切にしています。アットホームな雰囲気もさることながら、建材も一戸建てでよく使われるものをあえて選んだり、シャワーブースではなくユニットバスを設置するなど住宅と同じ設備を取り入れ、施設だけれどもおうちと同じような雰囲気が出るように工夫しています。
※写真は旧広岡園舎です
足には3つのアーチがあり、次の一歩を踏み出す力を発揮するバネ作用、足が地面に着地した際に衝撃を和らげるクッション作用、ふらつきを抑えるバランス作用を担っています。理想的な足の形は扇方で、靴下などで日常的に圧迫すると足の形が崩れてしまったり、足指が内側を向きやすくなってしまうことがあります。乳幼児期には運動機能が目覚ましい発達をしていきます。体を支える土台である足が、より発達するように室内ではなるべく裸足で過ごしています。
また、足の裏から感覚を感じることは、発達の土台となる「感覚」の発達を促すことに繋がります。
人間には、触覚、視覚、聴覚、味覚、嗅覚と言われる体の外側を感じる感覚の他に、筋肉の伸び縮みや関節の動きを感じる「固有覚」、身体の動きや傾き、スピードを感じる「前庭覚」といった体の内側を感じる感覚があります。わたしたちの体は、それぞれの感覚器官から入って来る膨大な量の感覚情報を、上手に交通整理して使っていて、このような働きを「感覚統合」と言います。
落ち着きがない、はさみを使うのが苦手、読み書きや計算ができない、騒がしいところや触られることをいやがる、不安が強い・・・などの姿は、もしかしたら感覚統合がうまくいっていないせいかもしれません。
最近の子どもたちは砂や泥遊びといった、ザラザラ・ぬるぬるした感覚(触覚)にも触れる機会が少ないようです。そのような遊びは一見すると「汚れるから」と敬遠されがちですが、とても大切な意味を持っています。裸足の保育は足裏で様々な感覚刺激が入ることから、感覚の発達や感覚統合を促します。
特に3歳以上に関して、3歳児は保育士1人に対して園児20人まで、4・5歳児は保育士1人に対して園児30人までが国の定めた保育士の配置です。この配置ではすべての場面で一斉の声かけや指導が前提となっているため、保育士がお子さんと1対1の関わりを持つことが難しく、細やかな支援ができません。そのためせっかくの伸びる芽を上手く育ててあげられないことがあります。フリー保育士を配置し、お子さんと1対1の関わりを増やすことで、この伸びる芽を上手に育ててあげられるようになっていきます。園では手厚い保育を行い家庭と連携してお子さんの育ちを支えていきたいと思っていますので、保育士数を国の定めた配置よりも多くしたり、フリー保育士が柔軟に動けるようにするなどの取り組みを行っています。
参考までに各国の配置基準はアメリカ・ニューヨーク州「5歳-9:1」、イングランド「4・5歳児一13:1」、フランス「4・5歳児-15:1」、スウェーデン「5~6:1」、中国「10:1」となっています。これをみれば日本の配置基準では、いかに個別支援が難しく、なぜたんぽぽ保育園が個別支援をしやすい体制に力を入れているのかがお分かりいただけるのではないでしょうか。
これからの社会は特にAI(人工知能)の普及により、決まった手順や条件に沿って行うような仕事はAIやロボットが取って代わっていくでしょう。また環境問題や少子高齢化などをはじめとする簡単には解決できない問題とも向き合う必要が出てきています。社会が大きく変化している今の時代を生き抜く子どもたちに必要な教育保育は「教えられたことを覚える」というような従来のものではなく「自ら経験し、考え、学ぶこと」であると思います。
花の園会の運営する施設では子どもが自発的、意欲的に関われるような環境を構成し、子どもの主体的な活動や子ども相互の関わりを大切にします。特に、乳幼児期にふさわしい体験が得られるように、生活や遊びを通して総合的な保育に努めます。
令和2年度たんぽぽ保育園発表会の活動例
「小さな学校」「小さなクラス」は学習意欲や態度が積極的になり、子どもたちの人格形成・人間的成長にとっても効果的であることが分かってきたため、世界の主流となっています。花の園会の運営する施設では、あえて人数が多くなりすぎない定員設定にしています。それは前述の内容が乳幼児期にも当てはまると感じているからです。
大きな施設や立派な設備、新しい建物などの園は一見しっかりしているような印象を与えます。しかし乳幼児期こそ、目が行き届き一人ひとりを細やかに見ることができる定員設定の中、アットホームで安定した人間関係の中で伸び伸びと育っていくのが良いのではないでしょうか。
年齢 | たんぽぽ保育園 | たんぽぽ第二保育園 |
0歳時 | 6人 | 9人 |
1歳時 | 15人 | 12人 |
2歳時 | 16人 | 12人 |
3歳時 | 17人 | 12人 |
4・5歳時 | 36人 | 25人 |
合 計 | 90人 | 70人 |
たんぽぽ保育園
たんぽぽ第二保育園
7:05 |
保育開始 自由遊び |
9:00 | ほぼ全員が登園 |
9:30 | おやつ(3歳未満児) |
10:00 | 主活動開始 |
11:00 | 主活動終了 |
11:30 | 給食 |
12:30 |
お昼寝 |
14:30 | 起床・着替えなど |
15:30 | おやつ |
16:00 | 自由遊び |
19:00 | 保育終了 |
開園時間 |
たんぽぽ保育園 7時05分~19時00分 たんぽぽ第二保育園 7時05分~18時40分 |
保育標準時間 |
通常保育 7時05分~18時05分 延長保育 18時05分~19時00分
たんぽぽ保育園 18:05~18:20 1人1回50円 18:20~18:35 1人1回100円加算(150円) 18:35~18:45 1人1回250円加算(400円) 18:45~19:00 1人1回250円加算(650円)
たんぽぽ第二保育園 18:05~18:14 1人1回100円 18:15~18:29 1人1回100円加算(200円) 18:30~18:40 1人1回150円加算(350円)
※変更がある場合があります |
保育短時間 |
通常保育 8時30分~16時30分 延長保育 7時05分~8時30分・16時30分~ 16:31~19:00 1人1回30分毎に100円加算 |
土曜日 |
7時30分~17時30分 行事と重なった時などはお休みになることがあります |
実際に保育を提供する日及び時間帯は,就労時間その他保育を必要とする時間を勘案し,当園との協議のうえで保護者ごとに個別に決定します。
給食費 | 3歳児以上 月額5,250円/人 |
制服 | 3歳児以上から およそ6,000円 |
道具類 |
およそ5,000円 金額は1歳時入所の概算です。 以降は年齢が上がるたびに必要な道具を買い足していきます。 |
保険 |
日本スポーツ振興センタ 災害給付制度 年額315円/人 |
その他 |
月間絵本 月額400円~550円 口座振替手数料 月額96円(税別) 行事に関する費用は都度ご案内いたします |
金額は参考となるよう概算で表記させていただいております。詳細は入園説明時にご確認ください。
夏祭り 8月頃
お父さんお母さんたちで作る父母の会が中心となって保育室がゲームコーナーになったり、食べ物屋さんが出店したりします。
運動会 10月頃
体を動かす爽快感やみんなで一緒に頑張る楽しさや喜びを味わっています。勝って喜ぶ子、負けて悔しさから泣けてしまう子とさまざまですが力を出し切った結果です。
みかん狩り遠足 11月頃
袋井市内のみかん園にお邪魔して秋の収穫を楽しみます。
発表会 12月頃
大きいホールをお借りして、スポットライトを浴びて舞台に立って演目を発表します。5歳児になると大人も顔負けの劇や歌・踊りを見せてくれます。
たんぽぽ保育園の幼児教育(3歳以上児・年少より)は保育所保育指針で示された「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」を踏まえ、小学校との接続を意識して学習指導要領に示された考え方「知育・徳育・体育」を柱として構成されています。頭・心・体の成長が揃ってはじめて初等教育での学びの土台が完成します。幼児期の教育とは遊びを通して学びを支える土台を作ることにあります。
学びの土台は植物で例えると分かりやすいかもしれません。どんな植物でもきれいな花やおいしい実をつけるにはしっかりとした根っこ(学びの土台)と枝葉(学び)が必要です。立派に育った植物は枝葉に見合ったしっかりとした根っこを必ず持っています。根っこがしっかりしているから枝葉を維持・成長させるのに見合うだけの養分を吸収し、さらに成長していくことができるのです。逆を言えば根っこがしっかりしていないうちから枝葉を成長させよう(小学校の先取り)と思うと根っこからそれに見合った養分が吸収できず、植物全体を弱らせる結果(学年が上がると差がなくなる・逆転する)となります。たんぽぽ保育園の幼児教育はたんぽぽの根っこのように地中はるか深くまで根を伸ばし、これからの子どもたちの可能性が広がるようにという想いから小学校の先取りはあえてしません。まずは根っこが整って、その上で学習によって枝葉を成長させ、将来きれいな花をたくさん咲かせたり、おいしい実をたくさんつけて欲しいと思います。
これらのことを大切にしながら3歳児(年少)から5歳児(年長)までの3年間を幼児教育として知・徳・体を柱としてトータルマネージメントしていきます。下記には知・徳・体への取り組みとして代表的なものを掲載しました。これらの活動も大切ですが、最も大切なのは普段の保育の中で育まれるものであることも改めて申し添えます。
このプログラムは初等教育の教育課程を踏まえて編成されています
令和3年度に袋井市幼小中一貫教育の中で公開保育をしたプログラムです。単に考える力を育てるだけではなく、小学校へと滑らかに繋ぐためのアプローチカリキュラムとしての役割も持っています。
幼児期には遊びを通して様々なことに試行錯誤を繰り返し、失敗から成功を生み出したり自らの経験を通して学ぶことが非常に重要です。このような経験は、後々の知的好奇心や、やる気と大きく関わって小学校からの学習活動の土台となります。プログラムは3~5歳児を対象に月1回・合計36回の授業形式となっています。小学校の先取りではなく、遊びの中で感覚的に獲得した学びを整理する内容となっていて、遊び(幼児教育)から徐々に小学校へ向けての学びの土台を作ったり準備ができる、近年非常に重要視されている「アプローチカリキュラム」となっています。小学校以降の座学の基本となる座る習慣が身につくことや、先生の話を聞くとき、お友達の話を聞くとき、自分の意見を言うときの素早い切り替えができるようになっていきます。
●自立心
子ども自身が取り組むことを楽しいと感じ、工夫したり試行錯誤しながらあきらめずに進める。
●道徳性・規範意識の芽生え
幼児教育の核となる「遊び」から初等教育の核となる「学習」に移行するにあたって、授業の中で今は何をするときかを考えて行動する習慣が付きます。
●思考力の芽生え
子ども自身が取り組みの中で気づき、考えを巡らせて工夫するように導いていきます。結果にとらわれるのではなく試行錯誤しながら考えることが楽しいと感じることを大切にしています。
●数量や図形、標識や文字等への関心・感覚
数・形・言葉の要素が重なり合って、数量・図形・言葉の理解につながり算数への土台となっていきます。
●言葉による伝え合い
相手の言っていることを聞いて理解し、自分の意見や思いを伝えるために話す力を授業形式の中で育みます。
●かきかた
知育プログラムに加えて、3~5歳児を対象に月1回・合計36回のかきかたプログラムを行行っています。幼児期は文字への関心の高まりから、変な癖がついたり書き順などを誤って覚えてしまうことがあります。最も関心が高まっていく時期に良い文字との出会いをサポートしていくことで、とても自然な形で身に着けることができます。他の施設で行われているものと大きく異なるのは、3年間を通して曲線や直線を描く経験を遊び感覚で身に着けながら、最後の1年で文字へと入っていく構成になっているところです。文字を書くために必要な発達や経験を踏まえてから文字を教えるという、当たり前のようでいて、難しいことが実現されています。
※かきかたプログラムは現在、たんぽぽ保育園で試験導入として実施しています。たんぽぽ第二保育園では4・5歳児でワークブックを使った指導を実施しています。
何か特別な活動のことを指すわけではなく、「してよいこと、しなければならないこと、してはならないこと」について「心に響く指導」をすることにあります。普段の生活の中での体験が重要となりますが、たんぽぽ保育園では特に自然と親む中から豊かな心を育み、異年齢との交流や同じ法人の二園間の交流によって「してよいこと、しなければならないこと、してはならないこと」について理解を深めます。
「走・跳・投・打・捕・蹴・組・リズム・バランス」などの運動の基本能力を高めるプログラムを導入しています。3歳児から月1回・3年間で36回のプログラムと、2歳児のときに3歳児からの活動へと滑らかに繋げるための4回の経験を経て、様々な動きの経験を深めていきます。昔の子どもは野山を駆け回る中で、意図せずに図にあるような基本動作の経験を重ねていきましたが、今の時代の子ども達は遊びの中だけでは運動の経験が不足したり偏ったりします。その不足している経験や偏りを補い、運動能力と非認知能力を高め、強い身体と心を作るをことがねらいです。
サーキット走の例
~体育指導が子どもの運動能力を下げる理由とその対策~
自由遊び中心の子どもたちと体育指導を行った子どもたちの運動能力を比較すると前者の方が運動能力が高くなる傾向があります。それは説明を聞いたり順番を待ったりする時間が長く、運動する時間は短くなってしまうことがあるためです。そこでスポーツ教室ではサーキット走を取り入れて、基本的な力の使い方を効率よく経験できるようにしています。イラストではスタート・ゴールがありますが、丸く配置することで待ち時間がないように工夫しています。加えて集団遊びを行い、サーキット走での経験を状況に応じて運動を使い分ける応用として経験を深めます。プログラム終了後は次回に向けて課題が出されます。それによって毎日の保育の中で力を付け、付けた力の使い方をサーキット走で効率良く経験し、集団遊びの中で状況に応じた力の使い方を身に付けます。
集団遊び例(おやつ取りっこゲーム)
子どもの視点から体の動きを重視して作られたさくらさくらんぼびリズム遊びを取り入れています。低年齢の頃は寝返りや高這いから始まり、ウサギやカエルを真似してジャンプしたり、アヒルの真似をして歩いたり、スキップやギャロップなど年齢が上がるにつれて動きがダイナミックになってきます。
園舎には防犯カメラを設置して不審者をけん制しています。また万一に備えて子どもたちを守る防犯グッズを装備しています。保護者などへのお子さんの引渡の際には事前にお迎えに来る方を登録して頂き運転免許証など公的身分証明書の確認を求めることで安全を守っています。防災訓練・不審者対応訓練などを毎月行って職員をはじめ子どもたちにも有事にはどのような行動を取れば良いのか確認しています。園内は転倒防止対策や飛散防止対策などがとられています。
ほぼ毎日園外保育をしていますので、迅速に全体に情報伝達を行えるツールとして業務無線を運用しています。これにより現在地を把握し、不測の事態が発生したときには園と連携して速やかに対応に当たることができるとともに、危険個所や不審人物などがあれば速やかに全クラスが把握できるような体制を整えています。
人間がストレスを感じる要因の一つに生活環境の変化があります。大人でも職場や住居が変われば慣れるまでにはいつもよりも疲れがたまってしまいます。また、預けはじめ(不慣れな環境に置かれた子ども)は、一見して分かりづらいですが、自律神経のうち交感神経が活発に働いています。たとえ午睡をすることができたとしても、その睡眠はいつもの睡眠と違い、副交感神経が優位とならず、常に緊張状態に置かれていることが分かっています。これらが要因となってSIDS(乳幼児突然死症候群)が引き起こされるため、預けはじめの死亡事故は他の時期Kと比較すると、とても多くなります。SIDSや事故を防ぐためにも徐々に環境に慣れていきながら、子どもの負担を減らしていく慣らし保育は重要な役割を担っています。必ず行えるよう、できるだけ長く期間を取れるよう準備を整えて頂きますようお願いします。
0・1歳児の慣らし保育 3週間の場合の進行の目安 | |
1週間目 | 1・2時間程度~給食前 |
2週間目 | 給食・お昼寝・おやつまで |
3週間目 | おやつ・16:30まで |
※年齢問わず転園など集団での経験があっても慣らし保育は行いますが、進行はお子さんの様子に合わせて調節していきます。
定期的に職員研修を行い、最新の保育を勉強して専門性を高めています。また、これらの研修は他クラスや他職種との交流により円滑なチームワークが発揮できるためのコミュニケーションの場としても機能しています。